FACOMシリーズ
先日のgatewayパソコンのパフォーマンスを見返していて思い出しました・・・
十数年ほど前に某病院第一内科Y教授の下で診療支援システム開発時に使用していたメインフレーム達・・・
サブマシン
FACOM M-380
OS OSⅣ/F4 MSP
主記憶容量 64MB
ハードディスク 22.68GB
印刷装置 日本語ラインプリンタ×2台
磁気テープ(MT)装置 2台
メインマシン。
FACOM M-770(M-760の改良機)
CPU 最大数 4
主要素子
* 3,000/10,000ゲート/チップECL LSI
遅延時間180ps/ゲート(10,000ゲートはM-780のみ)
* 16Kbit+1,200ゲート・アクセスタイム3.2ns高速RAM &論理LSI(バッファストレジなどに使用)
バッファストレジ容量 32KB/CPU
主記憶 記憶素子 256Kbit・スタティックRAM
最大記憶容量 256MB
最大搭載チャネル数 64
MT装置1台
CT装置3台
レーザー日本語ラインプリンタFACOM 6700D 2台
その他、オプション多数・・・
稼働当初はOSIV/ESPIIIを使用していたが、3次システム期にはリレーショナルデータベースRDBIIをサポートしたOSIV/XSPにバージョンアップ。
10万人分の病歴データをサンプリングして傾向分析するプログラムを書いて走らせたら病院システム全体のレスポンスがガックリ落ちたのが懐かしい・・・(時効ですよね(^^;))
ウィキペディアによると、
FACOM M シリーズ
富士通は東京大学大型計算機センターへ対してFACOM 230-50の納入を目指していたが、「海外で開発されたソフトウェアが動作すること」が要求され、独自技術で開発されたFACOMは採用されなかった。これを機会に富士通はIBM互換機路線を取ることになる。
当時、日本のOECD加盟などにより、国内メーカーは海外メーカーからの逆風に直接さらされることとなった。しかし、当時の国内メーカーは、まだ、IBMを始めとする海外の有力メーカーと対等に張り合えるだけの実力を持っているとは言えなかった。そこで通商産業省は国内6社を3グループ化、体制強化を図ることとした。(詳しくは三大コンピューターグループを参照)富士通は日立製作所と提携、両社が共同で開発し、製品化したのが、IBM互換機のM シリーズである。
また、富士通はIBM互換機の開発に先立って、IBMでSystem/360を設計したジーン・アムダールが設立したアムダール社と提携、そのノウハウを得た。富士通初のIBM互換機であるM-190は、アムダール社のベストセラー機種、Amdahl 470V/6と実質的に同等であり、470V/6の製造を担当したのも富士通であった。
富士通は、FACOM Mシリーズで国内の売上トップを獲得、名実ともに国内最大のコンピュータメーカーとなった。それまでのトップは日本アイ・ビー・エムであった。
だそうです・・・
この後、GRANPOWER系に切り替わる頃には任期満了で別キャンパスへと異動になってそちらでまた別のメインフレーム&クライアントサーバシステムを扱う事になりました・・・
こいつらより家のgatewayマシンのほうが性能良いんだよなー・・・(^^;)
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RDB2をナメてはいけません。
現在でも、速さだけなら他の商用データベースの追随を許さないトップの座に居座り続ける一品です。
その検索速度は限りなくゼロに近く、ハードティスクの転送速度とニアイコールの関係。
ナヨナヨしたフレンドリーさはキッパリ切り捨てた漢らしいDBです。
投稿: ミドルマン | 2009.02.12 13:01
SymfoWareは、RDB2の移植製品です。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/members/ITPro/NEWS/20000920/3/
(記事を読むにはメンバー登録が必要)
確か、アドホックな検索やるにはマイニング用のオプション(後発製品)がありました。
オプションという立場でしたが、リリースされた当時は夢のような最適化技術の詰め合わせセットでした。
投稿: ミドルマン | 2009.02.12 13:11
M-770懐かしいですね。
私の前の職場にもありました。
1999年にOSIV/MSPのGS8300にも切り替えて、基幹系システムはGRANPOWERに移行したら、マシン室がえらく広くなりました。
空調機器だけが不釣合いにデカいのは今も変わらないらしいですが。
SymfoWareはSEさんたちには評価が高いですね。
ユーザーの私たちには、検索のパワーがシステム全体のレスポンスに影響するという印象が強いです。
投稿: ZUMI | 2009.02.12 17:36
ミドルマン さま
RDB2は好きなDBですよー。
システムのレスポンス向上の為、正規化やチューニングを極限まで追求する練習をした思い出深いDBですので(笑)
ZUMI さま
うちは汎用機が無くなった後にサーバーラックが入って結局同じような混雑具合です・・・
SymfoWareは扱った事有りませんが、巨大なDBを持つシステムは排他制御がかなり全体のレスポンスに影響するなと言う実感を持っています・・・
投稿: wua | 2009.02.13 13:12