Tiguanの4motionについて
今回は、納車されたTiguanに乗った際に感じる違和感について。
画像はBora V6 4MOTIONに搭載されていた、Haldex aktiebolag(ハルデックスアクチエボラグ)社製のhaldex kupplung Gen 1. 1998年から2001年までのWV、AUDIで使われていた物。
前輪と後輪の回転差から油圧を発生し、その油圧で多板クラッチを操作してトルクを伝達します。
油圧をプレチャージしておく事で駆動輪のスリップ角6度程度で2400Nmに迫るトルク伝達が可能とメーカ発表されています。
ここで思考実験。停止状態のhaldex kupplung搭載車でクラッチミートしてエンジンからのトルクを前輪に伝達し、前輪が回転し始める時、後輪は?ミクロに見ると回転差がごく僅かですが発生しているはずです。現に極々低速での丁寧なクラチミートでもT1仕上げのBoraでは後輪の駆動トルクの立ち上がりが感じられました。
そんなハルデックス制のオンデマンドAWD機構ですが、
2011年に米国のボルグワーナーがハルデックス・トラクションABを買収。
BORGWARNER FINALIZES ACQUISITION OF HALDEX TRACTION SYSTEMS
2012年以降は通常、Gen5.が搭載されているはずなので、TiguanもGen5.のはず。ということでGen5.について、簡単に調べてみましたが技術仕様が不明瞭でした。
なぜ調べたかというと、Tiguan号、発進時にBoraに比べて後輪へのトルク伝達が一瞬遅い。原因を探るためにはどの様な機構であるか?動作原理はどうなっているのか?どの様な制御がされているのか?などなどを知らなければ根本原因解決はできません・・・。
とりあえず、現状これ以上調べるのは時間の無駄と判断。餅は餅屋。車のことはT1でと言うことで、詳細は整備時に確認します。
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